学校支援事業

2015年度 事業報告

  ノーマライゼーション学校支援事業
千葉県とNPOとの協働事業として今年で9年目になりました。教育政策課、特別支援教育課、指導課、障害福祉課、児童家庭課、県民交流・文化課の6課の協力のもとでおこないました。
この事業には2つの柱があります。1つは、発達につまずきのある子、障害のある子が学校生活や地域生活で困ったときに相談を受け、学校に出向いたりして一緒に解決にあたる個別相談です。もう1つの柱として、広く県民を対象に発達障害などへの理解を深めるために、年4回の研修と年1回のフォーラムを開催しました。
今年度は、延べ103件の個別相談を受けました。面談、電話、メールなどいろいろな方法で受けています。学校などへ出向いたりするケースワークもあります。こうした方法で受けた相談をまとめ、年齢や性別、居住市町村、相談内容などの情報をデータベース化しました。また、学校サポーターが発達協会のセミナーに参加し、個別相談で多く寄せられる課題や、新しい検査について理解を深めました。その後報告会をおこない、情報共有しました。

(1) 個別相談
期間:2015年4月1日〜2016年3月31日
場所:コミュニティカフェひなたぼっこ
相談件数:103件

毎週月曜日10時〜16時に予約受付と個別相談を実施しました。必要に応じて別の曜日にも個別相談とケースワークを行い、相談された方と一緒に課題解決に取り組みました。



(2) データベース
2014年4月〜2015年3月に扱ったケースを集計し、フォーラムで報告しました。

(3) ケース検討会議
2ヶ月〜3ヶ月に1回、学校サポーター、関係課担当者が集まり、前の月までに受けた相談を一覧表にして報告し、情報共有を図りました。また、特に検討を要する事例について話し合い、関係課からのアドバイスを受けました。

(4) 研修
県民向けに、発達障害の理解を深めるための研修会を4回開催しました。内容は、障害についての基本的な理解を深め、小中高等学校での具体的な支援の方法、学校での取り組みを学ぶものでした。教職員、学童指導員、保護者、教育行政関係者、療育機関や福祉施設の職員など、多様な立場の方々が参加しました。

<第1回、第2回研修>
日時:2015年7月11日(土)10:00〜15:15
場所:千葉県教育会館 203会議室

■第1回 (参加者 66人)
「障害のある生徒の高校進学と高校生活〜多様な進路の一つとして〜」
講師:谷古宇泰照さん 【千葉県立松戸南高等学校 教諭】
説明:県教育庁指導課 中村孝幸さん

■第2回 (参加者 98人)
「発達障害の理解と支援〜よりよい関係づくりへ〜」
講師:田熊 立さん 【千葉県発達障害者支援センターCAS 副センター長】


<第3回、第4回研修>
日時:2016年1月30日(土)13:00〜17:15
場所:千葉市ビジネス支援センター 1〜3会議室

■第3回 (参加者 89人)
「発達障害のある子の安心できる関係づくり―犠学校通級指導教室」
講師:大山恭子さん
【船橋市立三咲小学校発達障害通級指導教室 教諭】

■第4回 (参加者 73人)
「発達障害のある子の安心できる関係づくり―驚羈惺残無藥愼涯擬次
講師:齋藤浩司さん
【船橋市習志野台中学校発達障害通級指導教室 教諭】

(5) フォーラム(参加者 68人)
2015年度も、フォーラムを千葉県人権啓発事業補助金の対象事業として実施することができました。午前中、イイトコサガシのファシリテーター横山さんにワークショップをしていただきました。講演は、青山学院大学教育人間科学部教授で小児神経科専門医でもある古荘純一さんに、「医療と教育の連携を求めて」をテーマに講演していただきました。また、ちばMDエコネットから事業報告をおこないました。ワークショップをおこなうのは初めてで、18人の参加があり好評でした。

「発達障害の人が生きやすい社会とは―医療と教育の連携を求めて―」
日時:2015年8月29日(土)
場所:千葉市ビジネス支援センター 1〜3会議室(きぼーる13階)

■イイトコサガシ ワークショップ 10:00〜12:00
講師:横山小夜子さん 【東京都発達障害当事者会イイトコサガシ
ファシリテーター】

■事業報告・講演 13:15〜16:30
講師:古荘純一さん 【青山学院大学教育人間科学部教授、医学博士】
報告:ノーマライゼーション学校支援事業報告 【ちばMDエコネット】

         
イイトコサガシ ワークショップ       古荘純一さん講演