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事務局長が「ふなばし朝日」に紹介されました!
カテゴリー:ちばMDエコネット  2014/02/04
「ふなばし朝日」より転載

船橋の本町通りから1本裏手に入ると、山本さんの思いが詰まった陽だまりのように優しい、カフェがある。ここカフェひなたぼっこは、障害者と健常者が共に働く場所として、02年にオープンした。
知的障害のある妹、同じような子どもたちが普通学級で学べる環境の整備を願う活動をしている母親の姿を見ながら育ったが、特に福祉の道に進もうという思いはなかったという。仕事の合間に、母親たちが立ち上げたNPO法人ちばMDエコネットの手伝いをしている時に、このカフェの話が上がり、計画時から参加した。「妹の就職が上手くいかなかったこともありますが、カフェへの興味が大きかった」と苦笑する。
地域で色々な人とふれあいながら働いてほしいと、駅から徒歩圏内の人通りの多い場所を選んだ。コミュニケーション、臨機応変を苦手とする人が多いため、接客の研修を重ねている。健常者の3倍以上をかけるつもりで支援している。「みんな必ず得意なことがあるんです。そこを見つけ出し伸ばしてあげられたら」。「カフェ」としての作業所という思いが強く、味もメニューも工夫している。
もう一つ、山本さんが力を入れているのが、ノーマライゼーション学校支援事業だ。本人や家族の悩み、課題解決に一緒に取り組んでいくもので、個別相談以外に年に数回研修などを企画している。次回は、県との協働事業として2月8日に、フォーラム「発達障害の理解と人権〜地域医療の現場から〜」を千葉市ビジネス支援センター=千葉市中央区=で開催する。13時半−16時半、参加費1000円。
今後は「カフェを拠点に障害のある人が働く機会を増やしていきたい」と話した。
カフェは、教室や演奏会にも利用可能。ボックスショップも有り。電話(426)8825同店。